不埒な君と ふしだらな僕
私を意のままにする君 君は熱く熟れた瞳で、滾り立つ若い欲望を隠しもしないで こんな風に・・・当たり前見たいに私の肌を晒させる まるで暴君のようだ。 「どうして君は、脱がないのですか」 君は無言で私を胸に引き寄せて、照れ隠しのように 口元で小さく笑った。 「早くあんたに、触れたくて」 そうつぶやいて喉元に降りてくる君の唇が 熱くて、くすぐったくて。 小さく音を立ててそこを吸い上げる仕草が・・・愛おしくて。 「金田一・・くん」 少しかすれた自分の声に、君に自然に答え始めている ・・・体を自覚して。 もっと、君に触れたい。 もっと、君に触れられたい。 触れられた場所からわき上がる、ふしだらな欲望。 目の前の『暴君』に、すべて晒して。 過去も未来も。 傷ついて血を流した心も。 傷口に注いで癒してくれた君の血も。 何もかも・・・全部。 「明智さん・・・」 君が私の体を熱くかき抱く。 その仕草を待ちかねたように、私は少し猫っ毛の 頭を引き寄せ、愛おしい君の髪の香りを胸に吸い込む。 「明智さん・・・」 君に名前を呼ばれるだけで 私の中に満ちてくる予感が、胸の飾りを痛くした――――――――― |
金明SS・・・なんだけど、いつ書いてどこにアップしたか忘れた作品。
古いフロッピーを整理していて見つけたよ(笑)
まあ5年もサイトやってればこういうことも有りかな??
不埒な君とふしだらな僕、そしてかんすは「健忘症」という落ちまで付いちゃったな〜(笑)
060111 UP